少し前の話ですが、エリック・ケッセルス氏という世界的に有名なクリエイターが来日された際、レクチャーをお聞きすることができました。
「混乱」や「間違い」「失敗」こそがクリエイティブにとって大切だと公言するケッセルス氏の広告は、確かに圧倒的に飛びぬけていて、印象に残ります。

そんなケッセルス氏のレクチャーの中で、私が最も印象的だった言葉がこれです。

2016-05-30 8.41.53

訳すとこんな感じでしょうか。

“その広告を嫌いな人が一人もいなければ、その広告を好きな人も一人もいないだろう”

日本でも、一流といわれるクリエイターの中には同じようなことを言う人がいます。
「クレームも反響のうち」「クレームすら出ない広告は誰も見ていない」と言ったクリエイターもいます。

確かに、広告は基本的に見られないもの、という前提で考える必要があります。
しかし、実際に広告を出す際にはついつい忘れてしまうもの。

ケッセルス氏のつくる広告にはいつも賛否両論ありますが、
少なくとも多くの人が目にしているし、目指す効果のいくつかは達成できています。

広告をつくる人間として、
こうした考えを意識しておくことは大事なことなのだと思います。

(N)