1998年に「ほぼ日刊イトイ新聞」を始めた糸井重里さんが、インターネットに触れて思ったことや感じたことを書いた『インターネット的』という2001年に新書として出版された本が、10年以上経った今、「まるで予言の書!」と各界で話題になって、最近文庫化(PHP文庫)されたのを知りさっそく読みました。糸井さん
この本は決してインターネットのガイド本ではなく、「インターネット的」とは何か?社会はどう変わるのか?インターネット登場後の世界について考察したものです。
パソコンすらいらない、「消費者」という人はいない、自分を他人にするゲーム、寝返り理論、消費のクリエイティブ、妥協の素晴らしさ 等々 糸井さんの予言的で普遍的なメッセージが詰まってます。
「インターネット的」な本だけどとても「糸井的」な人生観が語られています。
どうでもいいことやどうでもよくないこと。とにかく自分で考えてみたくなります。
考えることの楽しさを教えてくれる、そういう本です。

文庫化にあたって糸井さんが書き下ろし収録された「続・インターネット的」という付録にとても素敵な文章があるので少しだけ転載させていただきます。

いま大切なのは、なにか伝えたいことがあったときに、それが、ひとりひとりのこころにどれだけの面積を占められるかということ。
賛同する人を一万人集めて一万票にするんじゃなくて、一億人のこころに1センチ四方だけ、場所をもらう。そのかけ算のほうが求められているんじゃないかな。
小さい気持ち、弱い力を集めて得られる大きなイメージ。それこそがほんとうの力を持つんじゃないでしょうか。
思えば、それって、とても「インターネット的」なことです。(糸井重里)

考えるひと、糸井重里さん。
憧れであり 今でも影響を受け続けるとっても素敵な業界の、人生の先輩です。
(キャプテンK)

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